バリウム検査
先日、嘔吐が続いている猫が来院し腸閉塞が疑われた為、バリウム検査を行いました。
投与6時間後です。
通常であれば大腸まで流れているはずですが、ほとんど胃にとどまっています。
明日、手術の予定になりました。
翌日の写真
大腸まで流れていました。
バリウムによって異物が動いたようです。手術の必要は、なくなりました。よかった。
最近は、超音波検査などで診断できる為、バリウム検査はあまり行われなくなっているようですが、検査後に異物が流れることが時々見られるので、治療の一環として行う価値もあるのではないでしょうか。
この猫は、よくじゅうたんや、靴下などかじって食べていたとのことですので、みなさんも気をつけてください。さて、便に何が出てくるか?
ちなみに手術になった例です。
これは、紐状異物。やっかいです。
ベロのつけ根に引っかかていた。
口から直腸まで縫い糸が流れていた。
数カ月前のものと思われるトウモロコシの芯
皆さん、お気をつけください。
院長