恵愛動物病院

千葉県八千代市にある動物病院のブログです。院長&スタッフの日々の出来事や病院の情報を更新していきます♪

トウモロコシ 危険 (T ^ T)

 

皆さまおはようございます☀

 

梅雨、なかなか明けませんね〜(´・_・`)

日照時間が短すぎ!!ないに等しい!!笑

湿度は高いですが気温が低いのは幸いです。

 

 

 

さてさて、タイトルにもある「トウモロコシ」🌽 

この時期とってもおいしいですよね〜\( ˆoˆ )/

 

ですが、そんなトウモロコシが犬猫にとっては危険なんです。

 

なにが危険かと言うと、つまりトウモロコシの「芯」!!!

 

湯がいても硬くて歯ごたえのある芯は犬猫にとって魅力的なものかもしれません。匂いもいいしね。(´・_・`)

 

ですが食べてしまうと、、、

トウモロコシの芯は表面がギザギザしているため、引っかかりやすく腸が動くたびに腸壁を傷つけ最悪の場合、腸閉塞を引き起こしてしまいます。

 

丸呑みはもちろん、飲み込める大きさまで噛み砕いても危ないです。

 

 

👇トウモロコシの芯で腸閉塞を引き起こした犬のレントゲン写真です。

 

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腸閉塞を疑い、どこに詰まりがあるかを確認するためにバリウムを飲ませて観察したところ、ある一箇所から全く動いてないことがわかります。

 

バリウムを飲ませた翌日もこのように動きがない場合は、すぐに開腹手術になります。

 

この子は吐き気もすごく時間的に余裕がなかったため、この日の夜に開腹手術を行いました。

 

 

👇詰まり箇所

 

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通常の腸は詰まり箇所から左側の綺麗なピンク色をしてます。

 

ですが、詰まり箇所から右側はギザギザな芯によって傷つけられた腸です。真っ赤っか。

 

芯によって、腸壁が削られてしまったようです。

 

 

👇取り出した内容物

 

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4cmもあるトウモロコシの芯が詰まってました。

 

 

こうならないように、飼い主さんがトウモロコシを食べる際や落としてしまった際は犬猫が食べてしまわぬように、気をつけましょう。

 

 

ちなみに、桃の種も表面がギザギザしているため引っかかりやすく危険です。

 

👇桃の種で腸閉塞を引き起こし開腹手術で取り出した内容物

 

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犬猫にとって人間が食べてるものってとっても魅力的ですよね。(´・_・`)

だからこそ、日常にこういった危険が潜んでいます。

 

皆さまの愛犬愛猫もくれぐれもお気をつけください。🙇‍♀️

 

 

 

看護師⭐️今井